風水と住宅の間取りで気を付けんなければいけないことは?

風水は、住まいや生活空間においてエネルギーの流れ(気)を調整し、健康や運気を向上させるための中国古来の思想です。住宅の間取りを考える際に風水を取り入れる場合、以下の点に注意することが重要です。

1. 玄関の配置
方位:玄関は南東、東、または南向きが吉とされます。これらの方角は、良い気が入りやすいとされています。
広さと明るさ:玄関は広くて明るいことが望ましいです。暗い玄関は悪い気を招くとされます。
清潔さ:玄関は常に清潔に保ち、不要な物を置かないようにします。雑然としていると気の流れが悪くなります。
2. リビングルーム
中心に配置:リビングルームは家の中心に配置することが望ましいです。家族が集まる場所として、家全体の気を安定させる役割を持ちます。
形状:リビングルームは四角形や長方形が理想です。不規則な形は気の流れを乱すとされます。
照明:明るく、自然光がたくさん入るようにすることで、ポジティブなエネルギーが満ちる空間を作れます。
3. キッチン
火と水の調和:キッチンは火(コンロ)と水(シンク)の要素がバランスよく配置されることが重要です。コンロとシンクが対面しないように配置することが理想です。
位置:キッチンは家の奥に配置し、玄関から直接見えないようにします。これは財運を守るためとされています。
4. 寝室
ベッドの配置:ベッドはドアに直接向かい合わない位置に配置します。ベッドの頭側は壁に接し、ドアや窓に背を向けないようにします。
方位:頭が北向き、または東向きが吉とされます。これにより、安定した睡眠と健康が保たれます。
シンプルで落ち着いたインテリア:寝室はシンプルでリラックスできる空間にし、電子機器や鏡は少なくします。
5. バスルーム
位置:バスルームは家の中心や玄関近くには配置しないことが望ましいです。不浄なエネルギーが家全体に広がるとされます。
清潔さ:常に清潔に保ち、換気を良くすることで、悪い気が溜まらないようにします。
6. 階段
位置:階段は玄関の正面に配置しないことが望ましいです。気が一気に2階に上がってしまい、1階が不安定になるとされます。
形状:階段はまっすぐなものよりも、曲がりくねったものが吉とされます。これは気がスムーズに流れるためです。
7. その他の注意点
風水アイテムの活用:風水グッズ(鏡、クリスタル、風水植物など)を適切に配置することで、気の流れを改善することができます。
色彩のバランス:各部屋の用途や方位に応じて、適切な色を選ぶことが重要です。例えば、北の部屋には水色や白、南の部屋には赤やオレンジが吉とされます。
自然素材の利用:木材や石などの自然素材を使うことで、自然の気を取り込みやすくなります。
風水を取り入れた住宅の間取りを考える際には、これらのポイントを意識して設計することで、健康で運気の良い住まいを実現することができます。

風水的に良い間取りとは

風水は、住まいのエネルギー(気)の流れを
良くするための古代中国の知識体系で、
健康、繁栄、幸福をもたらすと信じられています。
風水的に良い間取りには、以下の特徴があります:

玄関の位置と状態:

玄関は家の「気」の入り口とされ、
明るく清潔に保つことが重要です。

玄関が直接家の奥まで見通せない配置にすると、
気が家全体に均等に流れるとされています。

リビングの配置:

リビングは家族が集う場所なので、
家の中央付近に配置するのが良いとされます。

南向きや東向きの部屋が最適です。

明るく開放的な空間を保ち、
風通しの良い配置にすることが重要です。

寝室の位置と配置:

寝室は静かで落ち着いた場所に配置し、
ベッドの頭が北向きか東向きになるようにします。

ベッドの足元がドアに直接向かないように配置し、
ドアと対角線上の位置にベッドを置くことが
可能な間取りが良いとされます。

キッチンの配置:

キッチンは火と水を扱う場所で、
家族の健康に影響するとされます。

家の中央に配置するのは避け、
玄関から直接見えないように配置します。

トイレと浴室の配置:

トイレは気を逃がすとされるため、
家の中央や玄関の近くに配置するのは避けます。

できるだけ目立たない場所に配置し
、常に清潔に保つことが重要です。

下半身が裸になる場所なので
冬の気温の差が少ない場所がベストです

廊下と階段の配置:

廊下は家の「気」を運ぶ通路とされ、
直線的で長い廊下は避け、曲がりくねった廊下が良いとされています。

階段は家の中心に配置しないようにし、玄関から見えないようにするのが理想です。

自然光と通風:

自然光を多く取り入れ、風通しの良い間取りにすることで、
良い気が家中を巡ります。
大きな窓や開放的なバルコニーを設けると良いでしょう。

形の整った間取り:

家全体の形が整っていることも重要です。
L字型やT字型など、凹凸が多い間取りは避け、
できるだけ長方形や正方形のシンプルな形が望ましいとされます。

かたちの悪い家は老朽化が早く
雨漏りのリスクが高まり
心理的にストレスを抱えてしまいます。

家相の良い間取り、悪い間取り

こちらの間取りの方は家相、風水の良い間取りになります。

建物がそう二階建てで長方形になっていて、
張りと欠けがない状態になってます。

張りというのは建物の一部が出っ張っている間取りで
張りがあると良くない方向は鬼門の方向北東と、
裏鬼門の南西の方に出っ張っていると間取りになります。

逆に南東や北西の張りは張りがあって良い方向になります。

また欠けは建物の一部が欠けている間取りです。
これは鬼門裏鬼門の方位関係なく欠けていると良くないとされているものです。

この間取りはそういう箇所がない整った形になっています。

玄関の方位ですけれども 南東の方に配置されていて
鬼門の北東の方向と裏鬼門の南西の方向を外して計画されています。

トイレとか水回りの方も鬼門の北東方向と裏鬼門の南西の方向を外して
計画されているので こちらも 問題のない家相
問題ない風水の間取りになります。

階の方もトイレと洗面の方が、北東の鬼門と南西の裏鬼門を外して計画されています。

また 部屋の方 ベッドルームの方が南に配置されて
明るくなっていて LDK の方も南に配置されています。

強いて言うなら和室が北側になってるのが問題あるかなと思うけど
全部の部屋を南にすることができないので
これはしょうがないところかな と思います。

またテレワーク書斎のスペースの方は北側の方が
快適に仕事ができるので、
家相の上では良い方向にあると言えると思います。

鬼門方向にあるトイレの間取りを東西反転して改善しました。

今回検証する間取りは30坪の平屋の間取りです。

玄関は東側にあって北東の鬼門や南西の裏鬼門を外しているので
家相的には問題ない家になります。

また玄関は朝日を浴びれる位置になるので
出かける時など爽やかな気分になれる玄関になります。

間取りは4LDK で家族の住むことができる平屋の間取りです。
張りや欠けなどもなく正方形のシンプルなプランになります。

そのことで屋根形状がシンプルになって雨漏りのリスクのある
複雑な屋根形状にならないことになります。

そのことでゲリラ豪雨や集中豪雨などを伴う台風に強い住宅になっていきます。

トイレが玄関の近くにあるために玄関付近の匂いが気になるということであれば
現在北東の鬼門の位置になる水回りのエリアを寝室と入れ替えて
水回りのエリアを北西の方角に移動するという方法があります。

このことで玄関のそばのトイレという問題が解消され水
回りが鬼門の北東にあるということも解決できるようになります。

左右のプランを少し改善するだけで寝室も東側の方角から
光を入れることができるのでさわやかな光が入る場所に改善されました。

プランはリビングダイニングを中心にして
キッチンはアイランド型で回遊性のある間取りになります。

キッチンからも水回りが近く家事動線もコンパクトになっています。

リビングダイニングキッチンを中心に各部屋に入ることができる
廊下のない無駄のないプランになっています。

収納が少ない場合はロフト収納も
家の屋根の中央の部分につけることができます。

家相の良い住宅の間取り図


今回検証するの家相は34坪4LDK の間取りになります。

建物の形は張りや欠けのない長方形になっており、
家相的にも問題のないプランなっています。

玄関は南東の方になり、北東の鬼門や南西の裏鬼門を避けてあるので
玄関の方位としては問題のない位置になっています。

玄関を入っていたところにトイレがあります。
トイレも南東の方角になっており、
北東の鬼門や南西の裏鬼門の方位を外してありますので
問題のない位置になっています。

リビングダイニングキッチンは18帖と広く、
キッチンのすぐそばに洗面室と浴室があります。

洗面室の南側にリネン庫があります。
洗面室と浴室は北東の鬼門方位に近い位置にあります。

玄関とトイレについて鬼門を避けるということしてあるので
間取り的に洗面や浴室まで鬼門方位避けるということをしてると
プラン的にも成り立たないって言ったことや
そこまで汚れたものではないという考え方から
トイレのように鬼門を外すまで過剰に反応しなくてもよいというところです。

2階のトイレは西側に配置されており、
これも北東の鬼門方位や南西の裏鬼門の方位を外してありますので
問題のない家相になっていると言えるようになっています。

張りや欠けがない家相で雨漏りなどがないシンプルな屋根形状で
雨風などに強い間取りになっており
鬼門から玄関トイレが避けてあるので
概ね仮想的に良い間取りになっているといえます。

34坪の4LDKの平屋の間取り図の家相診断

今回検証する家相は34坪の4LDKの平屋の間取りになります。

玄関は南東の方向に位置しており
北東の鬼門方向や南西の裏鬼門の方向を外しているので
問題のない方位になっていると言えます。

またトイレは東側と西側に2箇所配置されており
トイレの位置も北東の鬼門方向や南西の裏鬼門の方向を外しているため
こちらの方も問題ないと言えます

西側のトイレの温度が上昇しやすい位置にあるようになっているので
物入れと位置を交換して窓のないトイレにして
換気扇等で対応するといった方法もありますが
今回は窓のあるトイレで換気を優先しているため
このままの方位で良いと考えるようにしています。

お風呂や脱衣室などは北東の鬼門方位に入っていますが
こちらの方はトイレほど不浄なものではないということと
脱衣やお風呂場で鬼門を外すということになると
間取りができなくなるといった問題もあるので
玄関とトイレのみ鬼門方位を外すということで良いという考えにしています。

間取りの形状は長方形になっており、
張りや欠けの全くない建物の形状になっているので
家相上問題のない間取りの形状になっていると言えます。

張りや欠けのない建物になっていることで屋根形状がシンプルになり
雨漏りや台風の時に風の影響を受けにくい建物になります。

特に平屋ですので地震の影響を受けにくく
また台風の時の風圧も2階建てに比べると受けにくいという形状になります。

平屋ということで地震や台風などの災害にも
強い住宅になっていると言えます。

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プロフィール

一級建築士、住宅の設計事務所、ハウスメーカーのアドバイザーや注文住宅、分譲住宅など。現在も多くの物件の住宅設計を通して家づくりに携わる。